👀 もともとクモ膜下出血後の場合は髄液の圧が高いため、なおさらスパイナルドレーンからの排液量が増加する可能性はあります。 そのため、必要に応じてスパイナルドレーンを留置しドレナージを行うことで髄液漏を予防し、創部の治癒を待つことがあります。
2そのため脳に障害が起こるおそれが高くなるためドレーン挿入します。
⚑ このうち、脳室内には常に約150mLの髄液が満たされています。
20脳室に留置されたドレーンからは術直後には、血性の赤い排液(血液の混じった髄液)が認められます。
🎇 刺入部の観察を行います。 上記のように頭蓋内圧亢進症状の予防であれば1日あたり200〜250ml程度、髄液漏予防であれば100〜150ml程度が目安です。 その結果、頭蓋内灌流圧が低下し、あるいは脳ヘルニアのため、生命の危険が切迫してくる()。
19頭蓋外とつながるドレーンでは頭蓋内の無菌環境をいかに保つかということも重要となる。
😍 脳外科のドレーンの中でも脳室ドレーンは デリケートな部分も多く、扱いには注意しなければなりません。 現在、スパイナルドレーンを挿入し、脳圧と髄液をコントロールしているのであれば、肺炎やその他の要因で、発熱というエピソードにより、倦怠感やストレスを感じる・血圧が上昇することで髄液の増量が起こる可能性があります。 また、このようなケアの後や検査から帰室した後には、クランプを開放しなければなりません。
17図3頭蓋内圧上昇の影響 頭蓋内腔は小脳テント(小脳天幕)によって主として大脳が入るテント上と小脳・脳幹が入るテント下の「2つの部屋」に分かれる。
🤫 クモ膜下出血では術後14日間は病状の悪化がないかどうか、注意を要するとされていますが、排液の色の変化がその手がかりを与えてくれます。 抜去時期は? ・1週間ほど留置されることが多いため、抜去されないように注意が必要になる。 それがドレーン抜去の時期にあたります。
7部に腫瘍があって中脳水道が圧迫される場合、の出血で第4脳室が圧迫される場合などである。
🖕 脊髄ドレーン(腰椎ドレナージ) 留置部は脊髄内腔。
18正常な排液の色の変化 ただし、術後に硬膜外・硬膜下に貯留した血液や浸出液を排液する目的で一時的に挿入される硬膜外・硬膜下ドレーンのような閉鎖式ドレーンでは、こうした変化は認められません。
🍀 また注意点として、移動中はクレンメを全てクランプしておきましょう。 積極的に鎮痛剤を使用しましょう。 そのほか、排液の色によって確認できる重要な病態として、髄液感染があります。
16患者さんのケアや検査等のための移動時には、ドレーンチューブを必ずクランプしなければなりません。
♥ 血管内手術を施行した場合は開頭手術と違い、脳室・脳層ドレナージを挿入できません。 その場合、体内の循環血液量が減少し、脳脊髄液もその影響を受けるため、脳脊髄液が減少する事が一般的です。
2血圧のコントロールのために、まずは解熱を実施しましょう。