💋 関連記事 本書に興味を持たれた方は、関連して、ボブ・ブラック「労働廃絶論」の小論を読むと染み入ると思います。
18著者が2013年に書いた小論がきっかけとなり、世の中の「ブルシット・ジョブ」に従事している人たちが声をあげはじめたのです。
👋 そうした仕事は、金融サービスやマーケティング関連事業、企業の顧問弁護士、あるいは業種を問わず役位が目的化した仕事など、比較的高給な場合が多く、人に羨まれもする。
「未来に残すに値する、社会にとって本質的に価値のあるものが何であるのか」を再考する契機であると捉えた時に、相対的に「ブルシットジョブ」の領域が低減されることを切に願う。
😙 たとえば、イギリスにおいては「緊縮財政」の8年間(2010年のキャメロン政権以降)に、看護師、バスの運転手、消防士、鉄道案内員、救急医療スタッフなど、社会に対し直接にはっきりと便益をもたらしているほとんどすべての公務員の賃金が、実質的に削減された。
17プロスポーツ選手や起業家のような「個人」で勝負している人は別として、組織に属して働いていると「この安月給で、なんでこんなに働かされるんだ……」と感じることは少なくありません。
🚀 そして、企業や組織を取り巻くリスクは、増え続ける一方で減ることはない。
3例えば業務のシステム化や合理化への反対圧力は、至るところで度々働いている。
✊ だが、キツくて待遇が悪い仕事が多い。 「ブルシット・ジョブ」について、「勝手に他人が意味のない仕事と決めつけるな」という声も時々見られますが、著者が「本人が無意味と感じてる仕事」と定義してる以上、誤った批判と言えます。
12行政の官僚だけでなく民間でも管理部門が増大し、人びとを追い立てている。
🤗 "という雑誌に"On the Phenomenon of Bullshit Jobs: A Work Rant"というを寄稿し、経営封建主義を説明しています。 著者はそれらの人々にインタビューを重ね、ブルシット・ジョブの中身や携わる人々の心理状態について詳述している。 専攻は歴史社会学 森田和樹(モリタカズキ) 1994年生まれ。
11イギリスの世論調査によれば、あなたの仕事は世の中に意味のある貢献をしていると思いますか? という問いに対して、三七%ものひとが「していない」と回答したという。
✇ この場合、当人は意識的に、または無意識でブルシット・ジョブであることを認識しており、 ブルシット・ジョブに従事することで自分をすり減らしてしまっている。
20しかし、人々は自分がしていることについて、そこまで明確な洞察を持ってはいないものです。
😜 章立ては以下の通り。 逆転について。 残りの部分は、支配階級(管理者、管理者など)の視点と感性を認識できるように設計された層と、常に非難にさらされる失業者の層と、基本的に何もしないためにお金を受け取る大きな層に分かれています」。
191位に選ばれた「ブルシット・ジョブ」を執筆したのは、『負債論』でも話題になった気鋭の人類学者。