💕 給ふ=補助動詞ハ行四段「給ふ(たまふ)」の終止形、尊敬語。
15帥殿(=伊周)の当てた矢の数が、もう二本(道長に)負けなさった。
😂 動作の主体である帥殿を敬っている。
また、「奉り」の敬語の種類と誰から誰に対しての敬意の表現であるかを答えよ。
✌ 今回は直前に「もの(体言)」が来ているので、伝聞・推定の「なり」ではなく、断定だとわかる。 なり=ラ行四段動詞「成る」の連用形 ぬ=完了の助動詞「ぬ」の終止形、接続は連用形 もてなして、取り持ち申し上げていらっしゃった興もさめて、気まずくなってしまった。 立て=タ行下二段動詞「立つ」の連用形、立てる、立たせる。
直後に尊敬語が来ていなければ、必ず「使役」の意味となると思ってよい。
⚓ な=副助詞、射=ヤ行上一段連用形、そ=終助詞 「な~そ」で「~するな(禁止)」を表す。
14もう一つの例外として「多かり。
♨ この殿(=道長)がおいでになったので、「意外で変だ」と中関白殿(=道隆)が驚きになって、 いみじう 饗応 きょうおう し 申さ せ 給うて、 いみじう=シク活用の形容詞「いみじ」の連用形が音便化したもの、(良くも悪くも程度がひどい意味で)はなはだしい、たいそう 饗応し=サ変動詞「饗応す(きょうおうす)」の連用形、機嫌を取って優遇する 申さ=補助動詞サ行四段「申す」の未然形、謙譲語。
14饗応し =サ変動詞「饗応す」の連用形 もてはやし =サ行四段動詞「もてはやす」の連用形 聞こえ =補助動詞ヤ行下二「聞こゆ」の未然形、謙譲語。
😜 」を終止形として扱うことになっている。
6直後に尊敬語が来ている時は、「使役」と「尊敬」のどちらか文脈で判断する。
👊 動作の主体であるこの殿(道長)を敬っている。
8上記の「せ」と同様に道隆を敬っている。
👎 直後に尊敬語が来ている時は、「使役」と「尊敬」のどちらか文脈で判断する。 動作の主体である伊周を敬っている。 に=完了の助動詞「ぬ」の連用形、接続は連用形 けり=過去の助動詞「けり」の終止形、接続は連用形 とお止めになって、興もさめてしまった。
れ =完了の助動詞「り」の已然形、接続はサ変なら未然形・四段なら已然形。
👆 ちなみに、伝聞・推定の「なり」の接続は終止形(ラ変なら連体形)。
動作の主体であるこの殿(道長)を敬っている。